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87年の入港船舶総数は2,718隻(40,779,000G/T)で、貨物取扱量は3,393万トンに達している。
(クインズランド州)
1.ブリスベーン港
ブリスベーンは、オーストラリア第3の大都市で、港は羊毛、皮革、綿花、砂糖などの輸出港として活況を呈している。
主要設備は、一般貨物、バラ積貨物、冷凍貨物、小麦、砂糖、羊毛、鉄鋼、石油・石油製品、その他各種の般用埠頭バースのほか、コンテナ、RO/RO船などの専用埠頭がある。
埠頭バースは延べ約7,000mに及び、各種の近代的荷役設備、倉庫、上屋などを完備している。
小麦、化学晶、肥料、石炭などバラ積貨物専用埠頭は、8万DWT型バルク・キャリア(吃水10.1m)の収容が可能である。
タンカー・ターミナルには、精油所専用のオイルバース(水深9.8m〜12.8m)があり、最大169,100DWT型タンカー(全長265m)の収容が可能である。
曳船5隻が昼夜使用できる。
清水、食料、燃料油、ディーゼル油などの供給が可能である。
船舶修理は、United Ship Repair Services社、Peters Ship Repair社などで行なわれている。
87年の入港船舶総数は1,236隻で、貨物取扱量は13,163,200トン(輸出7,157,200トン、輸入6,006,000トン)に達している。
2.ケアンズ港
港内へ至る水路は、長さ10km、幅76.2m、水深8.5m(低潮時)である。
埠頭は延べ1,030mに及び、一般貨物、コンテナ、肥料、バラ積み砂糖など各専用のバース(総数11バース)があり、長さ203m、幅26.7m、最大吃水10.2m、24,000G/下型船の収容が可能である。
タンカー・ターミナルの10号埠頭(長さ81m、水深9.5m)は、オイル・タンカーおよびLGタンカーに使用されている。

 

 

 

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